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開発経緯
これまで、切削加工技術は日進月歩進化を遂げ、日本のものづくりを支える基盤技術の一つとして、その地位を確立してきました。そして、戦後日本の高度経済成長の一翼を担い、「技術立国日本」と言わしめるまでになった事は、周知の事実です。
しかし昨今、市場の中心が飽和した先進国市場から新興国へ次々と移行する中で、数多くの企業が国外へ進出するとともに、加工技術の流出も加速しています。
また、工作機械自体の性能も向上し、比較的容易に高品位な製品が出来るようになったことと、新興国企業の技術力も進展してきたため、日本国内の企業は、非常に過酷な競争を強いられることとなり、このままでは、皮肉にも日本のものづくり自体が弱体、消滅化する方向にあります。
それを断固阻止する為に、日本の切削加工技術の分野にもイノベーションを起こす必要があると考え、我々は、「振動切削」という方法で切削性を飛躍的に向上させるにも関わらず、日の目を見ない技術に着目しました。
その多くは超音波を用いた振動切削で、それらは、高速切削に向かない、条件設定に熟練を要する、ツーリングに制約がある、加工シーンに制約がある、汎用的でない割りに高価である、といったような問題点が数多くあることが、実用化はされているものの、一般に普及しない原因と見ました。
そこで我々は、LFC研究会を立ち上げ、「サーボ制御による低周波振動切削」という新たな技術により、上述のような問題点を克服し、日本国内の切削加工を生業とする企業に普及するLFCマシンの開発を目指しました。
そして、足掛け4年の歳月を経て2012年2月、これまで困難であった難削材部品の量産加工を実現する次世代型CNCマシン
「アカゲラ2号」
(プロトタイプ)を誕生させるに至りました。
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